
数年前から交流させて頂いているPL学園野球部30期生・清水哲氏にお話しを伺いました。
長時間、お話を伺うのは初めて。楽しみでもあり、緊張もしましたが、哲さんの飾らない人柄のおかげで、終始和やかなムード。
−PL学園時代の思い出は?
中村順司監督(現名古屋商科大監督)は、グローブを嵌めると現役のPL学園の選手より上手かった。
西山正志コーチ(現大阪学院大監督)は、バットを振るとホームラン。
野球の技術で、選手を納得させるものがあった。
寮生活を通じて、コミュニケーションや人間関係、上下関係や絆を学びました。
人脈は現在でも続いていて、今年の哲和会(1月9日)には約60名が、参加して頂けます。
現在のPL学園にも、良い伝統は引き継いでほしいです。
−PL学園出身の選手が卒業後、活躍される理由は?
“PL野球”は野球だけじゃない。球道即人道。人間性、人柄の良さ。
横浜ベイスターズで尾花さん(21期生)が、PL学園出身初の監督をされますが、
1月中旬にPL学園野球部OB会で、尾花さんが講演をされるんです。
今後、桑田(元パイレーツ)・清原(元オリックス)・立浪(元中日)・宮本(ヤクルト)が監督をするでしょうから、
日本の野球界をリードすることになると思います。
−桑田・清原氏はどんな方ですか?
桑田は、普通の人間。良いところもあるし、悪いところもある。
清原は、ありのまま。

現在、清水哲氏は父が創設し、ご自身の出身チームである「守口セネタース」(小学生・軟式)の指導をされている。
−指導をされてみてどうですか?
理解できる子と理解できない子がいる。理解できる子は、目に訴えかけてくるものがある。
今の子は指示待ちの子が多い。
怠慢プレーをされると、PL学園時代・中村順司監督が、怠慢プレーを許せなかった気持ちがよくわかりました。
−今後の夢や目標は?
自分にできることで、恩返しすること。
私が教わった野球の技術や精神を、後世に伝えたい。
野球の指導者や顧問のお話があれば、是非ともさせて頂きたいです。
−著書「車いすの不死鳥」について?
壁を乗り越えようとする時、挫折しそうになった時などに、
気軽に読んで頂ければ、嬉しく思います。

車いすの不死鳥―絶望の淵から夢を追って
清水哲著 出版:主婦と生活社 税込価格:\1,365(本体:\1,300)
【編集後記】
お話を伺う前の清水哲さんのイメージは“素”でした。お話を伺うとイメージしていたより更に“素”
質問させて頂くと、的確に答えて下さり、あっという間に時間が経過しました。
野球に対する愛情やプライドは高く、表舞台を踏まれた経験、エリートコースを歩んでこられた方ならではの“志の高さ”を感じました。
大学時代の試合中の事故で、プレーすることはできなくなりましたが、
その後も、野球を愛し続けられている姿勢は変わりません。
今回、哲さんにお話を伺おうと思ったのは、「車いすの不死鳥」を読んで、感銘したからです。
「車いすの不死鳥」は昨年6月に発売されましたが、
私は、哲さんの前著「桑田よ 清原よ 生きる勇気をありがとう」を読んでいましたので、
「車いすの不死鳥」も前著と同じような内容ではないか?と思い、発売後もすぐには読もうと思いませんでした。
知人に「絶対、読んだ方がいい」と薦められて、昨年末に読みました。
前著と違い、哲さんの日常生活、成長されていく姿が克明に綴られています。
私は手元に置いて、何度も読み返しています。
いつの日か、PL学園が全国制覇を果たし、哲さんと喜びを分かち合える日が来ることを信じています。
